表参道にあるプライベートサロンRiourse代表
”時間が経っても崩れないスタイルが決まるカット”が得意な川北 善徳です!
目次
髪質改善トリートメントで髪が傷む!?
髪質改善トリートメントは、サロンで受けられるメニューの中でも非常に人気がありますよね。
私のサロンでも、多くの方が、髪のうねりやダメージを改善し、サラサラでツヤのある髪を手に入れることを期待して施術を受けてくださっています。(^ν^)
しかし、インターネットや口コミを見ていると、「髪質改善トリートメントをしたのに傷んだ」「騙された」といった不満の声もよく見かけます…💦
私のサロンに来店される新規のお客様の中にも、「髪質改善で逆に髪が傷んでしまった」という方がいらっしゃいました。
髪を良くするためのトリートメントで、なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
この記事では、髪質改善トリートメントが「傷む」と感じられる理由を、代表的なトリートメントメニュー(ウルトワトリートメント、サイエンスアクア、酸熱トリートメント)の特性や注意点とともに掘り下げていきます。
また、もしも傷んだと感じた場合の解決方法についても詳しく説明します。(^_^)
髪質改善トリートメントとは?
まず、髪質改善トリートメントとは何かを確認しましょう。
一般的には、髪の内部構造に働きかけ、ダメージを補修し、髪の質感を向上させるトリートメント技術の総称です。
ですから、極端に言えば、一般的なサロントリートメント全般も髪質改善トリートメントと言えます…💦
ヘアサロンごとに提供されるトリートメントメニューは異なるため、美容室の数だけ髪質改善トリートメントの種類があると言っても過言ではありません。。
ここでは、美容師の観点から、特に人気の高い以下の施術を紹介します:
- 高価値システムトリートメント(例:Tokio、エンザイムプロなど)
- 水素トリートメント(例:ウルトワトリートメント、UPTOGLOSS)
- サイエンスアクア
- 酸熱トリートメント(例SAMMY.NYC)
これらのトリートメントはそれぞれ異なる技術や薬剤を使用し、共通して髪の質感を滑らかにし、ツヤを与える効果が期待できます。
髪質改善トリートメントは、髪のまとまりも良くなりますが、基本的にクセを伸ばすことはできません。
(事実だけ言ってしまえば、酸熱トリートメントは、髪質によりますが少し伸びることもあります!)
さらに、それぞれの施術には異なるリスクや注意点も存在します。
髪質改善トリートメントが「傷む」と感じる理由
髪質改善トリートメントの多くは、髪の内部に働きかけます。
しかし、誤った使い方や期待値とのズレが原因で「髪が傷んだ」と感じることもあります。以下に、髪質改善で傷んだと感じる主な理由を挙げていきます。
・ 強すぎる薬剤を使用しているから
髪質改善トリートメントの中には、髪の内部に薬剤を浸透させるために、酸やアルカリ性の強い成分が使用されるものがあります。
例えば、酸熱トリートメントでは、「グリオキシル酸」や「マレイン酸」、「レブリン酸」といった成分が使われます。これらの成分は、髪の内部に浸透し、タンパク質を再結合させることで髪を滑らかにします。
しかし、髪質や状態に合わない強力な薬剤を使用した場合、逆に髪がパサついたり硬く感じることがあります。
施術者の技術や薬剤の選定によっても結果は大きく変わるため、注意が必要です。
・トリートメント後のケア不足
髪質改善トリートメントは、一度の施術で劇的な効果が得られるわけではなく、日々のケアが非常に重要です。
施術後に正しいヘアケアを行わなかったり、適切なシャンプーやトリートメントを使用しないと、髪が本来の質感を失い、「髪が傷んだ」と感じてしまうこともあります。
特に、施術後の24〜48時間は髪が非常にデリケートな状態になるため、適切なケアが欠かせません。
・過剰な施術や繰り返し施術
髪質改善トリートメントは頻繁に行うと逆効果になることがあります。
髪の内部に働きかけるトリートメントは一度で効果が長く続くものですが、短期間で何度も施術を繰り返すと、薬剤が重なりすぎて髪に負担がかかります。
これにより、髪のハリやコシが失われたり、逆に硬くなることもあります。。
ダメージが強い髪の場合は、1ヶ月以内に再施術することもありますが、髪の状態に応じて頻度を調整することが重要です。
・過度な期待とのギャップ
髪質改善トリートメントは髪を「治す」ものではなく、「改善」するものです。
現状の髪質を一時的に良く見せるための施術なので、髪が完全に健康になるわけではありません。
そのため、過剰な期待を抱いて施術を受けると、思ったほどの効果が得られず「騙された」と感じる場合もあります。
・髪の状態が良くない(ヘアダメージやクセの状態)
髪質改善トリートメントの効果は、髪の状態によって大きく異なります。
例えば、ブリーチや縮毛矯正、カラーリングでダメージが蓄積した髪には、トリートメントの成分がうまく浸透しないこともあります。
その結果、「傷んだ」と感じられることがあります。。(>_<)
髪質改善トリートメントで髪が傷む!?
それでは、各髪質改善トリートメントの特性と、それぞれにおけるリスクを詳しく見ていきましょう。( ^∀^)
高価値システムトリートメント(Tokioインカラミトリートメント、アプロエンザイムプロ)
サロンで扱うトリートメントの中には、高価値システムトリートメントと呼ばれるものがあります。例としては「Tokioインカラミトリートメント」と「アプロエンザイムプロ」(他にもたくさんあります。)があります。
⚪︎Tokioインカラミトリートメント
髪のケラチンタンパク質を再結合する特許技術を持ち、髪の強度回復率を140%にまで引き上げます。さらに、ノーベル賞受賞成分の「フラーレン」が含まれており、抗酸化作用やエイジングケア効果も期待できます。従来のトリートメントと比べて効果が長持ちするため、持続性が約1ヶ月とされています。
⚪︎アプロエンザイムプロ
アプロエンザイムプロはパパインとブロメラインのW酵素が硬くなった髪のタンパク質に働きかけ、柔らかさを取り戻す効果がある酵素トリートメントです。ブリーチ毛や熱ダメージのある髪にも適しており、素材回復や強度回復を目指せる施術です。
水素トリートメント(ウルトワトリートメント、UPTOGLOSSなど)
ウルトワトリートメントとUPTOGLOSSは、代表的な水素トリートメントです。
水素トリートメントは、高濃度コラーゲン+水素の組み合わせで作られた艶髪トリートメントのことを指します。
ウルトワトリートメントとUPTOGLOSSは、成分や施術方法、効果も似ていますよ。(^ν^)
水素トリートメントは髪内部のダメージホールを修復し、水分量を大幅にアップさせる効果が期待できます。
成分には純度100%の高濃度コラーゲンが含まれており、これが髪を柔らかく、ツヤのある状態に導きます!
さらに抗酸化作用を持つ水素も配合されており、この抗酸化作用によって悪玉活性酸素を中和します。紫外線や化学物質による活性酸素の増加を抑え、髪と頭皮を保護するのに役立ちます。(^ν^)
また、アスタキサンチンやビタミンEの1000倍の抗酸化効果を持つソルビトールも含まれているため、髪のエイジングケアにも効果的です。
水素トリートメントは、髪の内部に水分とトリートメント成分をしっかりと浸透させ、最後に熱(主にアイロン)を加えることで髪を補修し、ツヤと柔らかさを与えます。
注意点
ウルトワトリートメントは、特にダメージが少ない髪質の方や、もともとハリ・コシが強い髪の方には効果が出にくい場合があります。。
また、非常に乾燥しやすい髪やクセが強い髪の場合、ウルトワトリートメントだけでは保湿が持続しにくいこともあります。(>_<)
サイエンスアクア
サイエンスアクアは「アルカリ電解水」と「脂質系アミノ酸」を使用し、髪に潤いと柔らかさを与える点が特徴です。
アルカリを使わずに髪を補修するため、髪に負担をかけずに質感を向上させる施術です。
特に髪の水分保持力を高める効果があり、乾燥した髪に潤いを与えることができます。
サイエンスアクアは特にダメージヘアに適しており、繰り返し施術を行うことでツヤが増し、髪質も安定していきます。継続することで髪がしっとりし、自然なストレート感を得られます。
注意点
サイエンスアクアは水分を補給するトリートメントですが、極度に乾燥した髪や、ダメージが深刻な場合には効果が薄く感じられることがあります。そのため、思ったほどの効果が得られず「騙された」と感じるケースもあります。
サイエンスアクアは完全にダメージを「治す」ものではなく、あくまで髪の質感を改善するものです。このため、過剰な期待を持って施術を受けた場合、思ったほどの効果を感じられないことがあります。
酸熱トリートメント
酸熱トリートメントは、髪の内部に酸を浸透させ、タンパク質を再結合させることで髪質を改善する施術です。特にクセ毛や広がりやすい髪に効果があり、まとまりやすい髪を作ることができます。
しかし、以下のリスクが考えられます。
強い酸が髪にダメージを与える場合:酸熱トリートメントで使用される「グリオキシル酸」は、髪に強力に働きかけますが、髪に残留したり、施術が不適切だと髪に負担がかかることがあります。そのため、施術後に髪が硬くなったり、パサついたりすることがあります。(>_<)
注意点
酸熱トリートメントは髪をストレートにする効果があるため、施術後に髪が不自然にまっすぐになりすぎたり、柔軟性が失われることがあります。
これにより、思っていた質感と異なり「騙された」と感じる方もいます。
酸熱トリートメントは、ストレートになりますが、縮毛矯正などよりは、はるかに自然で丸みのある仕上がりになります。
※髪質改善トリートメントでリスクがあるのは酸熱トリートメントだけと言ってもいいように思います。
それぐらい技術者によって結果に違いが出てしまう施術になります。。
(Riourse ではSAMMY.NYCを使って、酸熱トリートメントよりもさらに効果の高い髪質改善トリートメントをしています。)
髪質改善トリートメントで髪が傷んだと感じた場合の解決方法
ヘアサロンに相談する
まず、施術を受けたサロンに相談することが重要です。髪質改善トリートメントは施術者のスキルや薬剤選定が大きく影響するため、施術後に髪が傷んだり、思った効果が得られなかった場合は、サロンの担当者にその旨を伝えることで、再施術や他の対策を提案してもらえると思います。適切なヘアケア製品を使用する
髪質改善トリートメントを受けた後は、ホームケアが非常に重要です。サロンでの施術効果を維持するために、髪に合ったシャンプーやトリートメントを使用することで、髪を健やかな状態に保つことができます。
※オススメのホームケアはこちら⬇︎
プロが教える!秋冬の髪の悩みを解決するおすすめホームケア自然乾燥を避ける
髪質改善トリートメント後は、ドライヤーを使って髪を乾かすことが大切です。自然乾燥は髪をパサつかせたり、うねりを再発させる原因となるため、髪を乾かす際にはドライヤーを使用し、根元からしっかりと乾かしましょう。ダメージリペアトリートメントを定期的に行う
髪が傷んだと感じた場合は、担当の美容師に相談することで解決できます。髪の状態を見極めて、必要なトリートメントをすることで状態は劇的によくなります。
※髪が非常にダメージを受けている場合は、特別なケアが必要ですので、経験のある美容師に任せることをお勧めします。(Riourseに来店していただければ、軽度のビビり毛でしたら解決することができます。)
まとめ
髪質改善トリートメントは、その名の通り、髪質を向上させるための技術ですが、髪の状態や施術内容によっては「傷んだ」「騙された」と感じることがあります。
特に、水素トリートメント、サイエンスアクア、酸熱トリートメントなどの施術は、髪質や期待値に応じた選択が重要です。
統括的に見ると、髪質改善トリートメントでリスクがあるのは酸熱トリートメントが圧倒的に多いようです。
それだけ、経験と技術が必要な施術だとわかります。髪質改善トリートメントを行う際には、担当の美容師と相談し、満足のいく結果を得るために慎重に施術を選ぶことが大切です。
Riourseでは、クセを伸ばせる髪質改善トリートメントに対して絶対の自信を持って施術させていただいております。気になることがありましたら、いつでもご相談ください。
※Riourse の髪質改善をもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。⬇︎
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