
表参道にあるプライベートサロンRiourse代表
”時間が経っても崩れないスタイルが決まるカット”が得意な川北 善徳です!
HAIR CONCERNS
40代、髪が片側だけはねるのはなぜ?整える順番
同じように乾かしても、片側だけ外へ向く。その左右差は「くせが強いから」だけでは決められません。どこから向きが変わっているかを見て、原因に合う順番で整える考え方をお伝えします。
片側だけはねる理由を、まず簡単にいうと
つむじから続く毛流れによって、左右で根元の向きが違うためです。頭を真上から見て、つむじが右回り(時計回り)なら右側、左回り(反時計回り)なら左側の毛先がはねやすい傾向があります。左右は、鏡の中ではなく、ご自身から見た右・左です。
はねる側の根元が後ろへ寝ていると、毛先だけ内巻きにしても戻りやすくなります。まず試したいのは、毛先ではなく根元を湿らせ、後ろへ流れる根元を前へ起こすように乾かすことです。
これは毛流れによる典型的な傾向です。つむじの位置や数、耳まわりの生え方、肩に当たる長さなどによって、反対側がはねることもあります。
先にお伝えしたいこと
- 片側だけのはねは、くせだけでなく生えぐせ・肩への接触・カット・施術履歴が重なって起こることが多い
- 毛先だけを直さず、根元から向きが変わっていないかを先に見る
- 薬剤は最初の選択肢とは限らない。カットと乾かし方で扱いやすくなる場合もある
- 見分けるヒントは「濡れている時」「起きた時」「夕方」「湿気の日」のどこではねるか
「右側だけ、毎朝どうしても外にはねる」
「反対側は内に入るのに、何度ぬらしても戻ってしまう」
CHAPTER 01
同じように乾かしたのに、片側だけ外へ向く
朝、鏡を見ると右側だけ毛先が外へ向いている。反対側はきれいに内側へ収まっているのに、はねる側だけ何度ぬらしても戻ってしまう。そんな左右差に戸惑うことはありませんか。
とくにボブや肩につく長さでは、ほんの少しの毛流れや乾かし方の違いが毛先に表れます。40代以降は、白髪染めやストレート、日々のアイロンなど、根元から毛先までの履歴も一様ではありません。「私の乾かし方が下手なのかも」と思いがちですが、原因は一つとは限らないのです。

大切なのは、はねた毛先だけを何度も熱で押さえることではありません。まず、どこから向きが変わっているかを見て、原因に合う順番で整えること。薬剤の強さよりも、見極めと順番が結果を左右します。
CHAPTER 02
「強い薬剤で伸ばせば解決」とは限りません
片側だけはねると、「くせが強いからストレートをかけたほうがいいのでは」と考える方もいらっしゃいます。しかし、毛先の外ハネがすべて髪そのもののくせによるとは限りません。
根元が一定方向へ倒れている、生え際の毛流れが左右で異なる、肩に当たる位置が片側だけ違う、カットの重さが毛先に残っている。こうした条件では、先に乾かし方や形の設計を見直したほうが自然に扱いやすくなる場合があります。
逆に、濡れている時から強いうねりが見え、根元から中間まで同じ曲がりが続く場合は、ホームケアだけでは整えにくいこともあります。だからこそ「はねる=同じ施術」ではなく、今の状態を分けて考える必要があります。
CHAPTER 03
片側だけはねる主な原因

生えぐせと毛流れの左右差
髪は左右対称に生えているわけではありません。つむじを中心にした毛流れが左右へ続くため、同じように手を動かして乾かしても、片側は根元が前へ起き、もう片側は後ろへ寝ることがあります。後ろへ寝た根元から毛先を顔側へ曲げようとすると、根元と毛先の向きが合わず、毛先が外へ逃げやすくなります。
右回り・左回りで、どう乾かし分ける?
たとえば、右回りのつむじで右側がはね、右耳の後ろの根元が後方へ流れている場合です。右側の毛先だけをぬらすのではなく、耳後ろの根元と内側を湿らせます。指を根元へ入れ、髪を後ろから顔側へ動かしながら、根元を起こすように風を通します。根元の向きが整ってから、中間と毛先を手ぐしで軽く内側へ整えます。
左回りのつむじで左側がはね、左の根元が後ろへ寝ている場合は、同じ動きを左側で試します。右・左という名前だけで決めず、「実際に後ろへ寝ている根元を前へ起こす」と覚えると分かりやすくなります。ドライヤーは頭皮に近づけすぎず、同じ場所へ熱を当て続けないようにしてください。
つむじは、鏡を重ねて見たり、人に頭頂部を撮ってもらったりすると確認しやすくなります。写真が左右反転していると回転方向も逆に見えるので、反転していない写真で確かめてください。方向が分からなくても、相談のためにご自身で判定する必要はありません。
毛流れを整える選択肢ヘアリセッターについて肩・耳・枕との接触
肩につく長さでは、首の傾きやバッグの持ち方、耳にかける習慣でも左右差が生まれます。夜にいつも同じ側を下にして眠る方は、朝だけ片側に折れやふくらみが出ることもあります。朝は落ち着いていて夕方にはねるのか、起床時からはねているのかも、原因を見分ける手がかりです。
カットの重さと長さの位置
毛先が肩へ当たる位置、段の入り方、量の取り方によっても動き方は変わります。左右を同じ長さに切ることと、左右が同じように収まることは必ずしも同じではありません。生え方や首のラインまで見ながら、乾いた状態で形を確認することが重要です。
カットの再現性乾かすだけで決まるカットの考え方根元・中間・毛先で異なる施術履歴
根元は新しく伸びた髪、中間は以前のカラー、毛先にはストレートやアイロンの履歴があるなど、一本の髪でも状態は場所ごとに違います。片側だけアイロンを多く当てる習慣があれば、左右で水分の保ち方や手触りに差が出ることもあります。ここで一律に同じ処理を重ねると、必要のない部分まで負担が増える可能性があります。
「いつ、はねるか」で見分けるセルフチェック
原因を自分で決める必要はありませんが、はねるタイミングは大きなヒントになります。当てはまる行を、相談時にそのまま伝えてください。
| 気づいたこと | 関係していそうなこと | まず試すこと |
|---|---|---|
| 濡れている時から、片側が外へ向いている | 根元の生えぐせ・毛流れ、髪そのもののうねり | はねる側の根元から先に乾かす |
| 乾かした直後はよいが、数時間後にはねる | 肩への接触、長さや重さの位置 | 肩に当たる位置を美容師と確認する |
| 起きた時だけ、片側に折れやふくらみがある | 寝る向き・枕との接触 | 根元を軽く湿らせてから乾かし直す |
| 湿気の多い日だけ広がって外へ向く | 中間のうねり、水分状態、施術履歴 | その日の写真を撮っておく |
| はねる側だけ手触りが硬い・パサつく | アイロンの回数や履歴の左右差 | 熱を足す前に相談する |
※あくまで目安です。いくつかの原因が重なっていることも少なくありません。
CHAPTER 04
美容師はどこを見るのか
Riourseでは、毛先の形だけで判断しません。最初に、濡れている時にも左右差があるかを確認します。次に、根元の倒れ方、耳まわりの毛流れ、肩に触れる位置、毛先の厚みを見ます。そして、カラーや縮毛矯正、パーマ、毎日のアイロンなどの履歴を重ね合わせます。
相談時には「右だけはねます」と伝えるだけでも十分ですが、できれば朝と夕方の写真があると、変化を共有しやすくなります。はねるのが洗髪後か、寝た翌朝か、湿気のある日だけか。何度のアイロンを何回当てたかを正確に覚えていなくても、普段の流れを伝えることが見極めにつながります。
また、美容室で整った直後だけでなく、自宅で乾かした時にどうなるかも大切です。サロンのブローで一時的に形を合わせるのではなく、ご自身の生活の中で再現できるかまで含めて設計します。
カット設計Riourseのカットは何が違う?CHAPTER 05
Riourseが大切にする整える順番
まず、濡れている時・乾いた時、朝・夕方、湿度の高い日で違いがあるかを見ます。毛先だけを見ず、根元から向きが変わっていないかを確認します。
左右だけでなく、縦方向にも髪を分けて考えます。根元の毛流れが原因なのか、中間のうねりなのか、毛先が肩に当たっているのかで、必要な対応は変わります。
長さや重さの位置が影響している場合は、先にカットを見直します。左右を機械的にそろえるのではなく、生え方と乾いた時の動きを見ながら、毛先が収まりやすい土台をつくります。
タオル後は、はねやすい側の根元から先に乾かします。毛先を内側へ巻き込む前に、根元をいったん反対方向へ動かしながら風を当て、偏った毛流れをやわらげます。その後、中間、毛先の順に手ぐしで整えます。製品を使う場合は表示に従い、つけすぎで動きが重くならないようにします。
濡れた状態から強いうねりが続く場合や、過去の施術との境目が扱いにくさにつながっている場合は、部分的な施術を検討することがあります。ただし、片側全体へ一律に強い薬剤を使うとは限りません。髪質、履歴、希望する形に応じて、範囲と方法を選びます。
仕上げ直後の見た目だけでなく、乾かした後の軽さ、耳にかけた後の戻り方、翌朝の扱いやすさまで観察します。合わない時は、製品や薬剤を足す前に、どの工程で左右差が残ったかを見直します。
この順番なら、必要のない場所へ熱や薬剤を重ねにくくなります。髪質改善は一つのトリートメント名ではなく、今の髪に必要なことを、必要な順に組み立てる設計だとRiourseは考えています。
自宅で3日間だけ記録してみる
相談前に難しい分析をする必要はありません。まず3日ほど、同じ側がいつはねるかを簡単に記録してみてください。「洗って乾かした直後」「起きた時」「耳にかけた後」「外出して数時間後」など、短い言葉で十分です。スマートフォンで正面と左右を一枚ずつ撮っておくと、サロンで再現しにくい朝の状態も共有できます。
記録する目的は、自分で原因を決めるためではありません。美容師が、根元の毛流れなのか、肩への接触なのか、湿度や施術履歴が関係しているのかを見分ける材料にするためです。写真を撮る時は、強くブラシを入れたりアイロンで整えたりする前の状態も残しておくと、普段の困りごとが伝わりやすくなります。
「片側だけ多く直す」習慣にも注意
はねる側を毎朝念入りに直していると、反対側よりも熱や摩擦を受ける回数が増えます。その結果、毛先の手触りや乾き方に新たな左右差が生まれることもあります。直らないから温度を上げる、オイルを重ねる、さらに強く引っ張る、という順番にはしないことが大切です。
まず髪を十分に乾かし、低い回数で形を確認し、それでも戻るなら方法を足す前に美容師へ相談する。使用する機器や製品の説明も優先してください。日々の調整は「何を使うか」だけでなく、「どの状態で、どの場所に、何回行うか」まで含めて考えると、必要以上の負担を避けやすくなります。
CHAPTER 06
安心して相談するために
Riourseは表参道の完全予約制・マンツーマンサロンです。川北善徳がカウンセリングから仕上げまで一人で担当し、髪の状態と生活習慣を一緒に確認します。28年の美容師経験をもとに、カット、ヘアリセッター、髪質改善、ストレートなど複数の選択肢から、必要なものを組み合わせます。
ただし、すべての片側ハネが一度で同じように整うわけではありません。仕上がりや扱いやすさは、生え方、長さ、過去の施術、ホームケアによって異なります。施術を急がず、できることと難しいことを共有したうえで進めることが、安心につながります。
相談の前にカウンセリングで大切にしていることよくある質問
片側だけはねるのは、くせ毛だからですか?
くせ毛だけが原因とは限りません。生えぐせ、乾かす方向、肩や耳への接触、カットの重さ、施術履歴などが重なっている場合があります。濡れた状態から根元・中間・毛先を分けて確認すると判断しやすくなります。
毎朝アイロンで直しても大丈夫ですか?
製品と機器の説明に従い、髪を十分に乾かしてから使用してください。同じ場所へ繰り返し高温を当て続けるのは避け、まず根元の乾かし方やカットを見直すことをおすすめします。
はねる側だけ縮毛矯正できますか?
部分施術が選択肢になる場合はありますが、毛先が肩に当たることやカットが原因なら、薬剤施術が第一選択とは限りません。髪の履歴と、濡れた時のうねりを確認して判断します。
ボブを短くすれば、はねなくなりますか?
肩に当たる長さを避けることで扱いやすくなることはありますが、生えぐせや毛流れによっては短くしても左右差が残る場合があります。切る前に、乾いた時の動きと希望するお手入れ方法を相談しましょう。
LINE相談では何を送ればよいですか?
正面・左右・後ろの写真に加え、可能なら朝と夕方の状態、過去のカラーやストレートのおおよその時期をお知らせください。メニュー名を決めていなくても問題ありません。
自分の髪に合う順番を知りたい方へ

片側だけはねる時、必要なのは「もっと強く伸ばすこと」ではなく、左右差がどこから始まっているかを知ることかもしれません。
片側だけはねる理由、
写真から一緒に確かめませんか
髪の状態や施術履歴によって、必要な方法と順番は変わります。「自分には何が合うのか分からない」という方は、Riourse公式LINEから現在のお悩みをご相談ください。写真を拝見しながら、予約前に相談内容を整理できます。
- 自然乾燥した髪の正面・左右・後ろの写真(できれば朝と夕方)
- 過去2年間のカラー・縮毛矯正・ブリーチのおおよその時期
- どちら側が、いつはねるか
