
表参道にあるプライベートサロンRiourse代表
”時間が経っても崩れないスタイルが決まるカット”が得意な川北 善徳です!
SCALP CARE GUIDE
頭皮美容液の使い分け
ドライヤーの前?後?迷わない選び方
前と後、それぞれのメリット・デメリットと、おすすめ2本の選び分けを、美容師の視点でまとめました。
「頭皮美容液を買ったけれど、ドライヤーの前と後、どちらで使えばいいの?」
― ご来店のお客様から、よくいただくご質問です
お風呂上がりに髪を乾かそうとして、洗面台の美容液が目に入る。先につけると風で乾きすぎそう、後につけると根元がまた湿りそう。迷っているうちに、使う日と使わない日ができてしまう。そんな経験はありませんか。
40代以降は、毛先にはトリートメントやオイルを使いながら、根元のボリュームも残したいという方が増えます。そこへ頭皮用のローションや美容液が加わると、「何を、どこへ、いつ使うか」が分かりにくくなります。
この記事では、ドライヤーの前と後それぞれのメリット・デメリットを整理したうえで、Riourseのおすすめをはっきりお伝えします。さらに、Riourseで紹介している2本の頭皮美容液「エポスカルプエッセンス」と「HSC CellRebo」のどちらを選べばよいかも、特徴と向いている方でまとめました。
30秒でわかる答え
- 容器に使うタイミングの指定があれば、まずそれに従う。
- 「濡れた髪でも乾いた髪でも可」なら、夜はタオルドライ後・ドライヤーの前がおすすめ。つけたあとに根元まで乾かせるので、湿ったまま寝ずに済みます。
- 朝は乾いた頭皮へ。つけた部分だけ根元を軽く乾かしてからスタイリングします。
- 2本で迷ったら、抜け毛・分け目が気になるならエポスカルプエッセンス、頭皮の乾燥やハリ感など年齢に応じたケアを重視するならHSC CellRebo。両方の悩みがあるなら、始める時期をずらして併用もおすすめです(比較はこちら)。
CHAPTER 01
ドライヤーの前と後、それぞれのメリット・デメリット
まずは「前につけた場合」と「後につけた場合」で、何が違うのかを比べてみます。どちらが正解というより、それぞれに得意なことと苦手なことがあります。
→ スマホでは表を横にスクロールできます
| ドライヤーの前 (タオルドライ後) | ドライヤーの後 (乾いた頭皮) | |
|---|---|---|
| メリット | ・洗いたての清潔な頭皮になじませやすい ・つけたあとに根元まで乾かせるので、湿ったまま寝ない ・乾かしながら根元を起こせるので、ふんわり仕上げやすい ・お風呂上がりの流れに組み込めて習慣にしやすい | ・水で薄まらず、つけた場所が分かりやすい ・分け目や生え際など、狙った場所に置きやすい ・朝の使い方と同じ感覚で続けられる |
| デメリット | ・水分が多いと、どこにつけたか分かりにくい ・風で髪の表面へ広がりやすい ・乾かす時間が少し長くなる | ・せっかく乾かした根元がまた湿る ・そのまま寝ると、根元のつぶれや寝ぐせの原因になりやすい ・もう一度乾かす手間がかかる |
Riourseのおすすめ
- 夜:タオルドライ後 → 頭皮美容液 → ドライヤー。前につける弱点(水分で分かりにくい・風で広がる)は、タオルでしっかり押さえ、分け目を作って地肌に置けばほぼ解消できます。
- 朝:乾いた頭皮へ。つけた部分の根元だけ、ドライヤーで軽く乾かしてから整えます。
- ただし、容器に「乾いた頭皮に」などの指定があれば、そちらが優先です。
ドライヤーの後に使う場合でも、つけた部分をそのままにせず、冷風か弱めの温風で根元だけ軽く乾かしてから休みましょう。根元が湿ったまま枕に当たると、翌朝の立ち上がりにも影響します。
CHAPTER 02
タイミングだけでは決まらない理由
同じ「ドライヤー前」でも、頭皮が水でびっしょり濡れている状態と、タオルで押さえた状態では条件が違います。髪の上から広くかけるのと、分け目を作って頭皮へ少量ずつ置くのでも、仕上がりは変わります。
トリートメントが根元へ多く残っている、タオルで強くこすっている、襟足だけ湿ったままになっている。こうした条件が重なると、美容液の良し悪しとは別に、べたつきや乾きにくさを感じることがあります。
反対に、乾燥しているように見えても、頭皮に赤み、痛み、強いかゆみ、湿疹のような変化がある場合は、化粧品を足して様子を見る場面とは限りません。使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科などの医療機関へ相談してください。美容室では医学的な診断や医療的な対応はできません。
CHAPTER 03
先に確認したい5つのこと
1.製品表示は何を指定しているか
洗髪後、タオルドライ後、乾いた頭皮、朝晩など、表示に書かれた条件を確認します。使用量も「多いほどよい」ものではありません。スポイト、ノズル、スプレーでは一回の出方が違うため、容器に合わせます。

2.使う場所は本当に頭皮か
頭皮美容液と、毛髪用の洗い流さないトリートメントは目的と塗布場所が異なります。頭皮用は分け目を作って地肌へ、毛髪用は表示に従って中間から毛先へ。両方を手のひらで混ぜ、根元から毛先まで一度につける方法は避けます。

3.頭皮は濡れすぎていないか
洗髪後に使う製品でも、水が落ちる状態のまま塗布すると、どこにつけたか分かりにくくなります。タオルを頭皮へ押し当て、髪の水分もやさしく挟んで取ります。爪を立てたり、前後に強くこすったりしません。
4.トリートメントや整髪料が根元へ残っていないか
毛先用トリートメントを根元まで広げると、乾きにくさや重さにつながる場合があります。頭皮用と書かれていない製品は、基本的に中間から毛先を中心に使い、すすぎ方は製品表示へ合わせます。
関連記事|すすぎ方トリートメントはどこまで流す?40代の正しいすすぎ方→5.つけた後、根元まで乾かせるか
美容液をつけることが夜ケアの終点ではありません。洗髪後に使う場合は、表示に従ってなじませ、その後に頭皮付近と根元、耳後ろ、襟足を確認しながら乾かします。毛先だけ先に乾きすぎないよう、風を当てる場所を意識します。
関連記事|乾かし方お風呂上がりに髪をすぐ乾かすべき理由と効果→CHAPTER 04
美容師が見極めるポイント
Riourseでは、頭皮用商品だけを切り離して見るのではなく、髪と頭皮の両方を確認します。分け目が目立つと感じる場合でも、根元の向き、乾かし方、髪の長さ、カットの重さ、カラー履歴によって見え方が変わることがあるからです。
まず、どこが気になるのかを分けます。生え際、つむじ、耳上、襟足では、皮脂や汗、乾き方、髪の密度が同じとは限りません。次に、いつ気になるかを伺います。洗髪直後、翌朝、夕方、カラー後など、時間によって手がかりが変わります。
そのうえで、シャンプー、トリートメント、頭皮美容液、毛髪用ミルクやオイル、整髪料を、どこに・いつ使っているかを整理します。製品を一度にすべて替えるのではなく、塗布場所と乾かし方を整え、変化を確認しやすくします。
頭皮の赤みや傷、強い刺激が見られる場合は、サロン施術や新しい化粧品を急いで追加しません。美容の範囲で対応できることと、医療機関へ相談すべきことを分けるのも見極めの一部です。
関連記事|頭皮ケア全般今の最新の頭皮ケアとは?40代からの薄毛・乾燥対策→CHAPTER 05
Riourse式・夜の頭皮ケア7ステップ
- 1製品表示を読む:使用する状態、量、回数、注意事項を確認します。
- 2洗う前の状態を見る:赤み、痛み、傷、強いかゆみがないかを確認します。
- 3髪と頭皮を洗い、十分にすすぐ:爪ではなく指の腹を使い、毛先用トリートメントは範囲を分けます。
- 4タオルで押さえる:頭皮と髪の余分な水分を取り、こすらないようにします。
- 5分け目を作って頭皮へ使う:髪の表面へ広げず、表示量を少しずつ置きます。
- 6こすらず、根元から乾かす:指で分けながら、耳後ろと襟足まで風を届けます。
- 7翌朝と夕方を確認する:べたつき、乾きにくさ、根元の重さ、刺激の有無を記録します。
容器に「乾いた頭皮に使う」と指定がある場合は、ステップ5と6を入れ替え、乾かしてから塗布し、根元だけ軽く乾かし直します。
毛先用のミルクやオイルも使う場合は、頭皮美容液と範囲を混ぜません。先に頭皮へ必要なケアを行い、毛髪用は中間から毛先へ薄く。根元を乾かしてから中間、毛先へ進み、仕上げの油分は必要な部分だけにします。
CHAPTER 06
エポスカルプエッセンスとHSC CellRebo、どちらを選ぶ?
Riourseで紹介している頭皮美容液は2本です。どちらも頭皮に使うものですが、製品の分類も、得意な悩みも違います。まずは違いを一覧で比べてみましょう。
→ スマホでは表を横にスクロールできます
| エポスカルプエッセンス | HSC CellRebo(セルリボ) | |
|---|---|---|
| 分類 | 医薬部外品(薬用育毛剤) | 化粧品(頭皮用美容液) |
| 得意な悩み | 抜け毛、分け目や生え際のボリューム不足 | 頭皮の乾燥、根元のハリ感、年齢に応じた頭皮ケア |
| 主な成分 | 有効成分5種+保湿成分クロレラエキス | ヒト幹細胞順化培養液(2%と案内)+植物エキス |
| 使用感 | 透明でさらさら。香りや清涼感なし | 無香料・無着色のスプレー |
| 使うタイミング | 朝晩。乾いた髪・濡れた髪どちらでも可 | 朝晩。夜はお風呂上がりの清潔な頭皮へ |
| 量の目安 | 朝晩各12プッシュ(生え際・分け目・後頭部に4プッシュずつ) | 容器の表示に従う(分け目ごとに) |
| 容量・価格の目安 | 100mL・4,950円(税込) 約1か月分(メーカー目安) | 60mL・8,580円〜(税込) 販売店により価格が異なります |
※2026年11月時点のメーカー・販売元の公表情報をもとに整理しています。表示は改訂されることがあるため、お手元の容器の表示を優先してください。

抜け毛・分け目が気になる方に
エポスカルプエッセンス
こんな方におすすめ
- 抜け毛が増えた、分け目や生え際が気になり始めた
- 医薬部外品から選びたい
- 朝のスタイリング前にも手軽に使いたい
- 香りやスーッとする刺激が苦手
- 毎日たっぷり使うので、続けやすい価格を重視したい
メーカーは6か月以上の継続を目安としています。感じ方には個人差があるため、毎日続けられる時間帯に組み込むことを優先してください。

頭皮の乾燥・ハリ感が気になる方に
HSC CellRebo(セルリボ)
こんな方におすすめ
- 頭皮のつっぱりや乾燥を感じる
- 根元がぺたんとして、ハリ感がほしい
- スキンケアのように、頭皮にも年齢に応じたケアをしたい
- 夜のお風呂上がりのケアを丁寧に続けたい
- サロンの頭皮ケアと合わせて、家でも続けたい
ヒト由来の培養液を使った成分が配合されています。成分の由来が気になる方は、使い始める前にご相談ください。
迷ったときの選び方
両方の悩みがあるなら、2本の併用もおすすめ
「抜け毛も気になるし、頭皮の乾燥やハリ感も気になる」という方は少なくありません。エポスカルプエッセンスとHSC CellReboは、分類も得意な悩みも違うため、役割が重なりません。Riourseでは、両方の悩みがある方には併用もおすすめしています。
併用するときの使い方(Riourseの考え)
夜:タオルドライ → HSC CellRebo → 指の腹でなじませる → エポスカルプエッセンス → 根元からしっかり乾かす
朝:乾いた頭皮にエポスカルプエッセンスだけ → 根元を軽く乾かす
注意したい3つのこと
- 始める時期を1〜2週間ずらす:同時に始めると、かゆみや違和感が出たときにどちらが原因か分かりにくくなります。
- 1本目をなじませてから2本目へ:重ねると頭皮が湿りやすいので、最後は根元までしっかり乾かします。
- 費用の目安は月1万3千円前後:無理なく続けられるかも含めて考えましょう。
※併用についての案内は、どちらのメーカーからも確認できていません。上記はRiourseとしての考え方です。違和感があれば使用を中止してください。
どちらか一方から試したい方、どちらが合うか決められない方は、気になる場所の写真をLINEで送ってください。1本にするか、併用にするかを一緒に考えます。
CHAPTER 07
髪のハリ・コシには「エポプレミアムヘマチンEX」

こちらは頭皮美容液ではなく、お風呂の中で髪に使う毛髪美容液です。ヘマチンを高濃度で配合しており、2026年9月に「EX」へリニューアル。メーカーはヘマチン配合量を従来品比120%にしたと発表しています。
使い方(メーカー案内):シャンプー後に水気を軽く取り、髪全体になじませます。流さずにそのままコンディショナーやトリートメントを重ね、最後に一緒に洗い流します。目安はショート8・ミディアム12・ロング16プッシュ。時間を置く必要がないので、お風呂上がりの工程は増えません。
こんな方に:髪が細くなりボリュームが出にくい、カラーで傷んで手触りが気になる、トリートメントだけではハリ・コシが物足りない方。
注意点:メーカーは、白髪を活かしたグレイヘアやブリーチ毛では、継続使用で自然な着色が起こる可能性があるとして、頻度や量の調整を案内しています。白髪を明るく見せたい方、ハイトーンの方は使い始める前にご相談ください。
組み合わせるときの1日の流れ
ヘマチンEXはお風呂の中、頭皮美容液はお風呂上がりと使う場面が分かれるため、一緒に使っても重なりません。
BATH お風呂の中
シャンプー
↓
エポプレミアムヘマチンEX(髪全体へ・流さない)
↓
トリートメント(中間〜毛先)→ 一緒に洗い流す
AFTER BATH お風呂上がり
タオルで押さえて水気を取る
↓
頭皮美容液(エポスカルプエッセンス、HSC CellRebo、または併用)
↓
根元から乾かす
↓
毛先にだけ、毛髪用のミルクやオイル
CHAPTER 08
続けやすさまで含めて整える
頭皮ケアは、特別な一日より、無理なく続けられることが大切です。工程が多すぎて髪を濡れたまま長く置くなら、使用する製品を増やす前に、夜の流れを短く整理した方が合うこともあります。
新しい美容液を試すときは、シャンプー、トリートメント、整髪料まで同じ日に一斉に替えない方が、何によって使用感が変わったのかを振り返りやすくなります。使用開始日、使った量、塗布した場所、翌朝の根元の状態を簡単にメモしておくと、相談時の手がかりになります。
べたつきを感じたときも、すぐに洗浄力の強いものへ替えるとは限りません。量が多かったのか、髪へ付着したのか、根元が乾ききっていなかったのかを一つずつ確認します。反対に、刺激、熱感、腫れなどの違和感がある場合は、慣れるまで続けるのではなく使用を止め、製品の相談窓口や医療機関へ確認してください。

Riourseは完全予約制・マンツーマンのプライベートサロンです。美容師歴28年の川北が、カウンセリングから仕上げまで一人で確認します。頭皮美容液の効果を保証したり、発毛などの結果をお約束したりすることはできませんが、髪型、根元の乾かし方、使用中の商品、施術履歴を一緒に整理できます。
相談時は商品名が分からなくても構いません。容器の表裏、普段の使い方、気になる場所の写真があると確認しやすくなります。カラー直後に刺激を感じる、特定の商品で違和感が出るなどの場合は、その時期もお知らせください。
FAQ
よくあるご質問
Q1.頭皮美容液はドライヤーの前と後、結局どちらがいいですか?
A.容器に指定があればそれに従います。指定がなく「どちらでも可」なら、夜はタオルドライ後・ドライヤーの前がおすすめです。つけたあとに根元まで乾かせるため、湿ったまま寝ずに済みます。
Q2.髪が濡れたままでも使えますか?
A.使用条件は製品によります。洗髪後用でも、水が落ちるほど濡れた状態ではなく、タオルで余分な水分を取ってから使う案内が一般的です。表示を確認してから使いましょう。
Q3.頭皮美容液を毛先につけてもよいですか?
A.頭皮用は頭皮へ、毛髪用は中間から毛先へと分けます。兼用できるかは製品表示を確認し、自己判断で混ぜないようにします。
Q4.たくさんつけた方がよいですか?
A.量を増やせばよいとは限りません。表示量を守り、分け目を作って必要な場所へ少しずつ使います。
Q5.かゆみや赤みがあるときも使えますか?
A.刺激や赤みがある場合は使用を中止し、洗い流すなど製品の注意事項に従ってください。症状が続く、強い、悪化する場合は皮膚科などへ相談してください。
Q6.エポスカルプエッセンスとHSC CellRebo、どちらがいいですか?
A.抜け毛や分け目のボリュームが一番の悩みならエポスカルプエッセンス(医薬部外品)、頭皮の乾燥や根元のハリ感など年齢に応じたケアを重視するならHSC CellRebo(化粧品)が目安です。両方の悩みがある方は、併用もおすすめです。
Q7.2本を一緒に使ってもいいですか?
A.得意な悩みが違うため、Riourseでは併用もおすすめしています。夜はCellReboをなじませてからエポスカルプエッセンスを重ね、根元までしっかり乾かします。朝はエポスカルプエッセンスだけで十分です。始める時期は1〜2週間ずらし、違和感が出たときに原因が分かるようにしてください。
Q8.エポプレミアムヘマチンEXは頭皮美容液ですか?
A.メーカーの分類は毛髪美容液で、シャンプー後・トリートメントの前に髪全体へ使うお風呂の中のアイテムです。頭皮にもなじませてよいと案内されていますが、お風呂上がりの頭皮美容液とは使う場面が異なります。白髪を活かしている方やブリーチ毛の方は、着色の可能性があるため使用前にご相談ください。
どちらを選ぶか迷ったら、公式LINEへ
「頭皮美容液を買ったけれど使い方に迷う」「2本のどちらが合うか決められない」という方は、Riourse公式LINEからご相談ください。
①気になっている場所(分け目・生え際・つむじなど)、②頭皮と根元が分かる写真、③今使っている商品の容器の写真、④直近のカラーやパーマ、ストレート履歴をお送りいただくと、ご来店時に確認する内容を整理しやすくなります。
写真だけで頭皮の状態を診断したり、商品の適否を確定したりすることはできません。まずは製品表示を基準に、髪と頭皮を見て、必要なケアを必要な場所へ。何を足すかより、何から確認するかを大切にしましょう。
